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製造業で部門間の情報連携システムを構築し生産性の向上を目指す
製造業では様々な部門が存在し、各部門同士がうまく連携できれば、全体の生産性向上や単一部門では生み出せなかった価値を創出することができます。しかし、部門間の連携がうまくいかないという問題に直面している企業は少なくありません。なぜ、部門間連携はうまくいかないのでしょうか。そして、部門間連携はどのように進めるべきなのでしょうか。
今回は部門間連携を円滑に進めるための情報連携システムの構築について解説します。
【目次】
1.円滑な部門間連携のために情報連携システムの構築が必要な理由とは
円滑な部門間連携のために情報連携システムの構築が必要な理由とは
多くの企業は職能や事業ごとに部門を組んでビジネスをおこなっています。部門ごとに担当する領域を分けることで、各部門の専門性を高めることができ、部門ごとの組織力を高めることで、企業全体の生産性向上や、利益増大に貢献しやすくなります。
しかし、専門領域の分化は弊害も生みます。ある業務における専門性は高められても、ほかの業務については知識がないために、ほかの部門の考え方に対する理解不足による衝突が発生しやすくなります。
また、幅広い業務に対応しにくいといった弊害が生まれることもあります。
部門が異なれば置かれている状況や視点も変わってきます。部門間で上手く連携がとれていない場合、事業全体の方向性がブレたり、感情的な軋轢が生まれたりする恐れがあります。
そのような問題も、部門ごとの状況を共有できる、情報連携システムを構築することで円滑な情報連携がおこなわれ、生産性が向上し、部門間でお互いを補い合う関係性をつくることで業務の効率化をすることができます。
情報連携システムの構築による円滑な他部門連携のメリットについて
あまり他部門連携に必要性を感じていないという人も多く、他部門に関わることにマイナスのイメージを持っている人もいるかもしれませんが、情報連携システムを活用した他部門連携で組織の団結力を高めることには、さまざまなメリットがあります。
まず、他部門との連携が強化されることで、業務を円滑に進めることができるようになり、各部門のノウハウを共有できるほか、トラブル発生時もお互いにフォローすることが可能になります。自部門だけで対応するよりスムーズに業務がこなせるようになり生産性が向上します。
次に部門間での連携が進むことで一体感が生まれ、全社が一つの組織としてゴールに向かうという連帯感が生まれます。相互理解を深めることで、組織力を強化することにつながります。
さらにお互いの求めていることが理解できるようになると、良好な人間関係を築くことが可能になります。また、他部門の業務内容や繁忙期を理解しておくことで、相手の立場に立ったコミュニケーションを取ることができるようになり、従業員のモチベーションアップにもつながります。
まとめ
他部門連携には情報局は欠かせません。それぞれの部門が持つノウハウを共有することで、社員は他部門連携の必要性を実感できるようになり、積極的に他部門の連携に取り組めるようになります。情報共有をおこなうことで、お互いに不足している部分を補い合うことができるようになり、業務効率化にもつながります。
そして、部門間の情報共有やコミュニケーションに欠かせないものが、情報連携システムです。リモートワークも進んでいる最近では部門間の交流の機会を創出していくことも難しくなってきています。情報連携システムを構築し活用する事で、不足している部門間の連携を強化し、交流の機会を創出していくことが大切です。